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コンサルティングの考え方

責任等級制度

責任等級制度とは

賃金を決定する要素には、大きく分けて「人」と「仕事」の2つしかありません。責任等級制度は、従業員が組織の中で担当する職務、すなわち「仕事」に軸足を置きつつも個々の具体的な職務ではなく、「仕事の質」、簡単に言い換えれば「仕事の難しさ」や「責任の重さ」に注目し、賃金決定に反映させていくという考え方に立っています。

賃金人事制度全般の基盤となる責任等級制度は、細分化された「能力」や「職務」を直接評価の対象とするのではなく、会社のなかで現在担当している仕事の任務を大くくりに把握し、組織における役割や責任レベルを等級に区分する方法です。

社内の業務を「仕事の質(仕事の難しさ、責任の重さ)」に応じて評価区分すると、通常は5~6段階の「等級」に分類することができます。この等級に基づいて賃金決定や評価制度を整備していけば、合理的で納得性の高い制度運用が可能になるのです。

責任等級制度は、賞与の配分や人事評価、人事配置などの基準としても重要な役割を果たすことになります。

等級制度と従業員の役割・責任のモデル

上記は6等級構成の場合の従業員の役割・責任と等級の関係を図示したものです。各等級の役割・責任をわかりやすく説明すると次のようになります。

Ⅰ等級 : 比較的短期間に習得できる責任の軽い定型的・補助的な仕事

Ⅱ等級 : 自己判断を伴い自分の担当範囲に責任を持つ定常的な仕事

Ⅲ等級 : 熟練やリーダーシップ、判断力を要する裁量的な仕事

Ⅳ等級 : チーム全体に影響を及ぼす監督的、課題遂行的な仕事

Ⅴ等級 : 課レベル以上の組織運営を担当する管理職、業務管理専門スタッフ

Ⅵ等級 : 部門全体の運営を担当する管理職や経営管理の上級スタッフ

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