03-3953-6761

賃金実務講座「定昇・ベアの最適解」

人件費高騰が続く環境下で採るべき選択肢とは

 

 2026年春季労使交渉においても、4~5%水準の賃上げ圧力が続く見通しです。

 

 人材が定着し、社員育成につなげるためのカギは、自社にふさわしい定期昇給(定昇)とベースアップ(ベア)の最適な組合せ=『定昇・ベアの最適解』を導き出すことです。

 

 本講座では、2026年の賃上げ・労働市場の最新データを確認し、人手不足や採用賃金の高騰、パート・アルバイト時給高騰への対応などの課題を整理しながら、経営層が押さえるべき「定昇・ベア実施の要点」を解説します。

 誤った運用は、生産性や競争力に深刻な影響を及ぼすため、社長目線に立ってそのリスクを明確にしていきます。

 

 さらに、誰もが納得する賃金改定の基準づくりとして、自社にふさわしい昇給率・ベア水準の導き方、社員それぞれの評価・昇給・等級格付け、新卒・中途の初任給設計まで、「定昇・ベアの最適解」を自社「本給表」の作成手順と併せて具体的に示します。

 

 社長はもとより、役員、総務・人事部長の積極的な参加をお薦めいたします。

 

   

■日 時 :【大阪】

       3月  3日(火)10:00 ~ 16:30  帝国ホテル大阪

     【東京・オンライン(同時開催)

       3月11日(水)10:00 ~ 16:30  JMCAホール

 

■講 師: 賃金管理研究所 所長 大槻 幸雄  

■受講料:   65,000円(税込)/1名 ※テキスト、資料を含みます。会場参加の方は、昼食もご用意します。

 

  【セミナー内容】

 

1.会社と社員を守るため、いま社長が手を打つべき給料改定の急所

■2026年 春季労使交渉の最新動向と中小企業の賃上げ予測

  • ●政府・経団連・連合の今年の賃上げスタンス 
  • ●「賃上げ促進税制で賃上げは進むか
  • ●地域・業種・業態別・・・中小企業の賃上げ予測
  • ●世間はいくら上げているのか。自社はいくら上げるべきか

■労働市場から考える、人材獲得競争を勝ち抜くための社長の視点

  • ●社長が知るべきインフレ期の賃金戦略
  • ●人手不足の深刻化と採用賃金急騰の現状
  • ●やり方を間違えると、なぜ優秀社員から辞めていくのか
  • ●パート、アルバイトの時給高騰への対処法

 

2.個別賃金の決定 誰もが納得性する「賃金改定」の基準づくり

(1)昇給とベースアップの基本=優秀社員を活かし伸ばす実力昇給の仕組み

  • ◎昇給評語決定作業の進め方
  • ◎働き方の多様化と給与改定
  • ◎自社に相応しい昇給率を把握する
  • ◎定率ベアと定額ベアの組合せによる賃金カーブの修正法
(2)あらゆる社員のエンゲージメントを高める評価と賃金処遇への展開
  • ◎基本給据え置きでも仕事意欲が下がらない工夫
  • ◎昇給額の決め方と社内バランス
  • ◎評価による格差を合理的に説明できているか
  • ◎在宅・テレワーク勤務の評価の注意点
  • 【実務事例】本人も納得!問題のある社員への賃金処遇上の対処法(異動・降格・賃下げ・・・)

 

(3)【新卒・中途】これから入社する社員の定着を図るための給与決定

  • ◎いい人材が欲しいのか、単に人手が欲しいのか
  • ◎公平性を保つため入社後の凸凹調整は必ず実施せよ

3.合理性のある総額人件費コントロールを可能にする「自社本給表」

■基本給・手当・賞与・退職金・再雇用の賃金…正しい本給表が解決のカギ

  • ◎賃金管理研究所が推奨する「本給月額表」の仕組み
  • ◎本給表があればこそヤル気の総和を最大化できる
  • ◎賃金決定の基軸は「まかせる仕事」
  • ◎役職と賃金の関係=一般社員との適正な格差

■《実習指導》2026年「ヒナ型モデル」と「自社本給表」の作成に向けた作業手順

  • ◎現状分析:賃金分布の特性をグラフで見える化
  • ◎組織・規模にあった責任等級区分
  • ◎本給表の基本「初号値」と「号差金額」決定の手順
  • ◎昇給上限の設け方
  • ◎現行制度からの円滑な移行のために

※主催者(日本経営合理化協会)より受講票、請求書等を郵送いたします。 

 

主催/お問合せ先

日本経営合理化協会
〒101-0047 東京都千代田区内神田1-3-3
 TEL 03-3293-0041 FAX 03-3293-8715